think of fashion study は、衣服やファッションに関する書籍を読み解いていくことで、「ファッション」を考えるための方法論について学ぶ講座シリーズ。
4月からスタートするstudy 001(6回を予定 1回90分)では「衣服と身体」をテーマに、身体論の視点から衣服を着るという行為について考えていくことで、社会において衣服をデザインするとはどういうことか探っていく。
study 001の講師は文化学園大学非常勤講師の菊田琢也氏が務める。
このシリーズの案内もかねて001の講師である菊田琢也氏を迎え、プレ講座をメルセデスベンツファッションウィーク東京後の3月24日(日)15時~16時30分に開催。この会にはThink of Fashionのモデレーターの高城梨理世も参加する。
◇プレ講座 think of fashion study 000 ◇
「ファッションについて考えるためのいくつかの方法」
次の2点についてお話しします。
1. ファッション研究における主要な方法論について
簡単な資料を読みながら、これまでのファッション研究でどのような方法論が採用されてきたのかを紹介します。
2. study 001「衣服と身体」 第0回:身体をデザインする
コムデギャルソンが1996年に発表した「こぶドレス」(1997SS)に対し、アレキサンダー・マックイーンは「川久保玲は服ではなく、身体をデザインした」と評しました。
この発言が投げかけるいくつかの問題について、身体論の視点から考察していきます。
日時:3月24日(日)15時00分~16時30分
会費:1,500円 ワンドリンク付 (学生の方 1,000円)
会場:カフェ&ギャラリー「ブロックハウス」(blockhouse)4階
東京都渋谷区神宮前6-12ー9(原宿交差点を渋谷方面へ。Audiの裏辺りです。)
TEL:03-6318-2003 http://blockhouse.jp/
お申し込み先 palette.produce@gmail.com
題名「プレ講座 think of fashion study 000」とし、
お名前、ご連絡先(メールアドレス)を明記の上、お申し込み下さいませ。
講師プロフィール
菊田 琢也(きくた たくや)1979年山形生まれ。縫製業を営む両親のもと、布に囲まれた環境のなかで育つ。
2003年筑波大学卒。在学時にファッション研究を志す。その後文化女子大学大学院博士後期課程を修了(被服環境学博士)
現在、文化学園大学非常勤講師、女子美術大学ライティング・アドバイザー。専門は文化社会学(ファッション研究)。
近著に「装飾の排除から、過剰な装飾へ 「かわいい」から読み解くコムデギャルソン」
(西谷真理子編『相対性コム デ ギャルソン論』フィルムアート社2012)、
「やくしまるえつこの輪郭 素描される少女像」(『ユリイカ』第43巻第13号、青土社2011)など。