NPO法人ドリフターズ・インターナショナル、美術・映像・音楽・デザイン・パフォーミングアーツ・アートプロジェクトなどのクリエイティブな活動を支援する法律家NPO団体Arts and Law有志メンバーが企画し、水野大二郎(ファッション批評誌Fashionista責任編集/FabLab Japanメンバー)をモデレーターに進める、「ファッションは更新できるのか?」について議論し合う全7回のセミクローズド会議ファッションは更新できるのか?会議 Vol.05『双方性とコミュニティからうまれるものづくりの生態系 ~コスプレイヤーズ、デコラー、ユザラー、デコクロ、キタコレ、手芸~』が2月23日高円寺こけむさズにて行われる。
「造力はどこに位置づけられるのか」
このような議論はいつも、デザインするコンテクストを設定するひとからの視点に基づいた議論が多いように思えます。ウェブのアーキテクチャのようなメタなデザイナーがつくりだした枠組みの中で、人々は自由に創造力を発揮し、集合、離散、派生、淘汰のような生命的進化を遂げて知としての情報が生成されてきました。これまで、ファッションは更新できるのか?会議では、vol.1では「道具」(デジタル・ファブリケーション)、vol.2では「販売」(ウェブ上でのショッピング体験)、vol.3では「法律」(クリエイティブ・コモンズ)、vol.4では「デザイン論」(アノニマスデザイン2.0)、といった観点からファッションの更新可能性、ひいては社会全体に波及しえる創造力のゆくえについての議論が展開してきました。つまり、ファッションに直接的に関わる「デザイナー」と呼ばれる職能をどこに再規定しえるか、という問題に対して私たちは「枠組み」にあえて留まり、デザイナーそのものの話題については、直接は触れてくることはしませんでした。そこで、「誰がプレイヤーとして存在しえるのか」「既存のファッション業界を揺るがすような、一般市民の創造性とはどこに見られるのか」という、アーキテクチャの中で今後ますます生み出されうる創造性のあり方について今回の会議では議論を展開していきたいと思います。徹底的な討論を行う回としては最後である今回の会議では、まさに野性的な創造力によって「モノづくり」するひとたちの「生態系」をまずは知り、現代のアーキテクチャにおける「一般市民の創造力」の価値を知り、その可能性について考えていきたいと思います。
――「情報社会における創造力はどこに位置づけられるのか」
このような議論はいつも、デザインするコンテクストを設定するひとからの視点に基づいた議論が多いように思えます。ウェブのアーキテクチャのようなメタなデザイナーがつくりだした枠組みの中で、人々は自由に創造力を発揮し、集合、離散、派生、淘汰のような生命的進化を遂げて知としての情報が生成されてきました。これまで、ファッションは更新できるのか?会議では、vol.1では「道具」(デジタル・ファブリケーション)、vol.2では「販売」(ウェブ上でのショッピング体験)、vol.3では「法律」(クリエイティブ・コモンズ)、vol.4では「デザイン論」(アノニマスデザイン2.0)、といった観点からファッションの更新可能性、ひいては社会全体に波及しえる創造力のゆくえについての議論が展開してきました。つまり、ファッションに直接的に関わる「デザイナー」と呼ばれる職能をどこに再規定しえるか、という問題に対して私たちは「枠組み」にあえて留まり、デザイナーそのものの話題については、直接は触れてくることはしませんでした。そこで、「誰がプレイヤーとして存在しえるのか」「既存のファッション業界を揺るがすような、一般市民の創造性とはどこに見られるのか」という、アーキテクチャの中で今後ますます生み出されうる創造性のあり方について今回の会議では議論を展開していきたいと思います。徹底的な討論を行う回としては最後である今回の会議では、まさに野性的な創造力によって「モノづくり」するひとたちの「生態系」をまずは知り、現代のアーキテクチャにおける「一般市民の創造力」の価値を知り、その可能性について考えていきたいと思います。
日時:2月23日(土)15:00~17:30(14:30開場)
場所:こけむさズ 東京都杉並区高円寺北3-1-9
【当日の議題】
①突出した創造性がかたちづくられる「ものづくり」の現在。
―今回の最大のテーマである「一般市民の創造力」を考えるとき、突出した創造性を誇るたくらみが生成されつづける東京。
今回は、そのなかでも特に異彩を放つ高円寺を事例に、「一般市民の創造力」に基づくものづくりの可能性について考えます。
②自分で”つくる”の更新可能性
―90年代、00年代のとなにが違うのか?比較する必要はあるのではないか?ー同じであればなぜ度々「自分たちで作る」は起こるのか?或は「自分たちで作る」服を考えたときそれは最終的にどのように「ファッション」に(歴史として)登録されるのか?
③つくることを通したコミュニティ
―プラットフォームにフォーカスするとどうなるのか?ー消費者と生産者の関係が変化する時に、どのようなビジネスモデルが考えられるのか?:コミュニティをつくる。SNS(コスプレ)、情報や技術の共有(デコクロ)、たまり場/シェアハウス(高円寺)
④情報社会における創造力
―素人/玄人の線引きがあいまいになっているならば、今後の「デザイナー」とは誰のことをさすのか。ほとばしる情熱中心のモノづくりは、世界を変えるのか?
※vol.5は何か企んでいる人、もの作りをしている人を会場にたくさんお呼びしております。会場の声を聞き、もの作りの現状をリアルタイムで共有しながら話しを展開していきます。
ゲスト登壇者:山下陽光(途中でやめる)、横山泰明(WWD ジャパン記者)
会議モデレーター:水野大二郎(慶応義塾大学環境情報学部専任講師/fashionista編集委員/FabLab Japanメンバー)
常任委員:永井幸輔(Arts and Law/弁護士)、金森香(NPO法人ドリフターズ・インターナショナル) 、幸田泰利(有限会社オープンクローズ)、岩倉悠子(Arts and Law)、山本さくら(NPO法人ドリフターズ・インターナショナル)、小原和也(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科)、小林嶺(早稲田大学繊維研究会)
会議の参加方法と参加費 (一般聴講)
1)会議に参加/傍聴する。 3,000円(事前予約)/ 3,500円(当日)
• 一回の会議の参加/傍聴
• 「ファッションは更新できるのか?会議」ZINE等の冊子 ×1部
<特典>ZINEは、全会議終了後(3月)、最終イベント時に配布するか、指定の宛先に郵送いたします。
• 複数回参加の方には複数部を謹呈しますが、不要の方はお申し出ください。
予約方法:「ファッションは更新できるのか?会議」公式Facebookページ(http://www.facebook.com/fashion.koushin)より、参加ご希望のイベントページへ進んでいただき、Peatix受付画面に従って手続きをお願い致します。※定員に達し次第受付終了となります。ご了承ください。
2)会議の内容をテキストで追う。コメントする。 0円
※既に公開された議事録
vol.0『キックオフ/前提の確認/”パクり”の文化史』議事録→(http://ja.scribd.com/doc/108653279/)
vol.1『DIY→DIWO→DIFOへ、という時代に』議事録→(http://ja.scribd.com/doc/111193307/)
vol.2 『「対価の改新!」インターネット時代の新しい販売』 議事録→(http://ja.scribd.com/doc/124101125/)
今後もscribdにて公開/アーカイブしていきます。是非ご覧ください。
ファッションは更新できるのか?会議とは
NPO法人ドリフターズ・インターナショナル、美術・映像・音楽・デザイン・パフォーミングアーツ・アートプロジェクトなどのクリエイティブな活動を支援する法律家NPO団体Arts and Law有志メンバーが企画し、水野大二郎(ファッション批評誌Fashionista責任編集/FabLab Japanメンバー)をモデレーターに進める、「ファッションは更新できるのか?」について議論し合う全7回のセミクローズド会議。
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