Lamp harajuku Galleryでは、2012年10月24 日(水)よりアーティストJulian Gatto(ジュリアン・ガット)の個展を開催している。
「何を描くか」では無く、「どう描くか」という過程に重きをおいているジュリアン・ガット。木や砂などその土地土地で現地調達した自然物を使って描かれた彼の作品は、日常生活と自然界を出発点とし、物事の表層にとらわれず内面的な仕組みに美しさを見出している。
今回Lamp harajuku galleryに展示されたエキシビションは、「砂」が印象的な作品群と、 砂を直接会場に敷き詰めたインスタレーション。 作品が「どう描かれているか」を感じられる空間となっている。作品は砂を敷き詰めたテーブルに紙を引き、水を流す事によって自然や風景達を描いた、アーティスト本人の手を離れた何かが影響している抽象的なもの。そして彼自身によってペンシルで細かく塗りつぶされた人物画や直線的なラインといったアーティスト自身が意図して描く作品といった、対比によって構成されている。「日々の生活や過ぎていく風景からインスピレーションをもらう」と語るジュリアン・ガット氏。彼の描く作品は、誰もが目をつぶった時にぼんやりとしか見ることのできない世界を表現したような印象を受け、どこか懐かしく、心が落ち着く作品となっている。
The Stone Space Age
会期:2012. 10/24(水)~11/30(金)
場所:Lamp harajuku Gallery
150-0001 東京都渋谷区神宮前4-28-15
Lamp harajuku B1F
OPEN/12:00 – 19:30 (年中無休、年末年始を除く)
TEL/03-5411-1230
URL:http://lamp-harajuku.com/