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matohu 初の書籍『 言葉の服 — 歴史 — 』 を出版

matohuが初めての本を出版する。これは金沢21世紀美術館での個展「 matohu 日本の眼 日常にひそむ美をみつける 」の開催を機会にMy Book Serviceにより企画されたもので、写真も文章も撮り下ろし・書き下ろしとなっている。
通常の本とはひと味違うところは、ジャバラ2面の仕様で、表と裏に違う色の表紙がついているものが3色展開(ベージュ×青、ピンク×グリーン、黒×紺)となっており、服を選ぶように好きな色を選ぶ楽しさがある。
ジャバラの片面は、宮原夢画氏による迫力あるモノクロ写真のビジュアルブックになっており、杉本博司「アートの起源|歴史」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)で行われたファッションショーを臨場感あふれるアングルで撮り下ろしたもの。杉本博司氏がシャネル、ディオール、イッセイミヤケ、ヨウジヤマモト、コムデギャルソンなどの服(京都服飾文化研究財団所蔵)を写真作品にした「Stylized Sculpture」が壁面に並ぶ中、会場に置かれた白木の大階段を舞台にmatohuの長着をまとったモデル達が軽やかに歩く姿が収められている。また京都服飾文化研究財団の深井晃子氏による、ショーの様子を描いた文章が寄稿されている。
本を裏返すともう片面は、matohuの文章で構成されている。「歴史」をテーマに、もの作りの哲学や歴史考察、軽やかなエッセイなど印象深い様々な内容が、イラストや写真と合わせてちりばめられいる。

装幀はいつもmatohuのロゴやビジュアルを手がけるDRAFTの平野篤史氏が担当し、手に取って美しく楽しい豪華なデザインブックになっている。
初版1500部のみ、金沢21世紀美術館ミュージアムショップとmatohu表参道本店で8月11日(土)から先行発売される。その後、ミュージアムショップや限られた書店でのみ順次販売予定。

タイトル 『 言葉の服 — 歴史 — 』
2012年7月21日 初版第一刷 限定1500部
著者   堀畑裕之 関口真希子 (matohu)
企画   伊藤雅俊(My Book Service Inc.)
発行元  金木犀
装幀   平野篤史(DRAFT)
制作進行 樋野晶子(DRAFT)
写真   宮原夢画  東花行 ほか
印刷製本 GRAPH
ジャバラ2面表紙仕様 本体¥2850+税

*情報
9月1日(土)〜12日(水)
金沢21世紀美術館ミュージアムショップ・shop 2でmatohuの期間限定ショップが登場。展覧会特製の楽しいバッグやブローチ、新しいコレクションのラインナップも揃う。また貴重なアーカイブの長着も一挙に販売される。9月1日の初日にはデザイナーも在店し、書籍のサイン会も予定されている。

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