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rooms24 “冒険-BOUKEN” 注目ブランドをPick Up 第1回

ファッションとデザインの合同展示会「rooms24」が2月21日(火)-23日(木)、新会場となる科学技術館にて開催された。

「rooms」は国内外の約400ブランドが出展するファッションとデザインの国際合同展示会。出展者は「オリジナリティー」を基準に選ばれ、単なる商談の場に留まらず、交流や創造を促進する場としても機能している。
24回目となる今回は、テーマを“冒険-BOUKEN”とし、2月21日(火)-23日(木)、新会場となる科学技術館にて開催。新しい扉を開くには、本来男性が強く持っている好奇心を解放し、躊躇せずに外へ飛び出すような冒険が鍵となる。
また、アニメ・映画「トランスフォーマー」のキャラクターであるオプティマスプライムとバンブルビーの巨大フィギュア(約2m)設置をはじめとした展示や、初日夜にはオタマトーンでお馴染みのアートユニット明和電機による本格的なライブも行われ、会場内でも“冒険-BOUKEN”を表現した。

roomsの会場作りは、FASHION、ACCESSORY、PRODUCT 、Kids等のジャンルで、会場エリアの区分けをして、来場者が見周りやすくなっている。今回の取材では、気になっていたデザイナー、ブランドや心惹かれたブース、作品を、集中的に見て周った。その中から更にピックアップして紹介していく。

Product Area

Danke
ファッションとプロダクトの間を提案するライフスタイルブランド。アンブレラグリッパーやルームシューズ、インソール、レインケープとレインバッグを様々な柄、色で展開している。どうしても無地や心惹かれるアイテムが少ない雨用アイテムやルームシューズを、色と色を合わせたデザインで心踊るような日にしてくれる。また新作では、可愛いアルパカが描かれたインソールやアンブレラグリッパーの新色などが並べられており、値段も手に取りやすい事から、これから始まる梅雨向けて揃えてみるのもいいかもしれない。

Tsé&Tsé associées
フランス人のデザイナーが日常や生活にインスパイアされたものを、アイテムに落としこんで発表しているブランド。roomsで並べられた新作は、キルトでできたお皿や、ブランドが映画館をプロデュースしたさいにデザインしたバスケットなど。フランスでのプロデュースやイベントなど依頼に対してのプロダクトが多いため、アイテムの幅はランプから家具などのインテリア全般ととても広い。

PE 
roomsは初出店となるPE。京都のクラフトスタジオPULL+PUSH PRODUCT.の佐藤延弘氏が展開するポリエチレン素材を使ったハンドクラフトブランド。ポリエチレンのシートを裁断・溶着し、何層にも重ね、熱で収縮することにより強度を持ちあわせたA4サイズのバッグやカードケースは全行程を手作業でおこなっている。また、熱の収縮作業時により現れる皺は、当然のことながら一点一点違うため、手にとったものが世界で一つの自分だけのものになる。アイテムはどれも軽く、独特の光沢が皺と相まってとても綺麗な輝きをしている。

umeloihc
国内の安全の高いタンニンなめしの皮を使ったベビシューズのハンドメイドキットを展開するブランド。素人には難しい革靴制作を、パーツごとに分解され、付属の針と糸だけで組み立てる事ができる。歩いた時に足の甲が靴にぴったりとくっつくようになっており、歩くことを考えられた作りは、現役のママであるデザイナーならではの発想。柄は12種類あり、形は8種類、サイズは9cmと12cmを展開。子どものために手作りで靴をつくる事は買って何よりも大切と、すでに百貨店やネットで人気を博している。他にも、カーペットを再利用した防水で壁に取り付けられるプランターなどを同時に展開している。

ARIKIRI
ベーシックなアイテムに遊びを加え、日常に楽しみを感じさせるのがコンセプトのARIKIRI。ブランド名は童話の「アリとキリギリス」からつけられた、3シーズン目となるこのブランドの特徴は、色とりどりや、フランスなどの国旗をモチーフとした、さまざまな刺繍ボタン。他にも、見る人が自由に感じて欲しいというメッセージシャツや、錨のモチーフが入ったトートバッグ。セーラーカラーや淡い青色で、そこにカラフルな刺繍のボタンと組み合わさっており、ユニセックスに着られるアイテムが展開されている。

Photo & Text:Yoshiaki Miyahara

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