2012年3月6日〜3月9日、新宿パークタワーにて「KANAYA 展示会2012」が行われた。

高岡銅器の金属鋳造技術によるブランド、KANAYA。現在6組のデザイナーが在籍しており、プロダクトデザイナーの紺野弘通氏、「SOMARTA」の廣川玉枝氏、福井武氏によるSOMA DESIGN、建築家の森ひかる氏など様々なジャンルで活躍するデザイナーが新たなものづくりに取り組んでいる。

紺野氏によるマガジンラックやヨーロッパでも評価されている3段サイドテーブル、中央がリバーシブル仕様のトレイテーブル。真鍮板で出来たトレイ部分の独特な模様は、塗装ではなく、金属と薬品の化学反応によって浮かび上がる模様であり、手仕事だからこそ引き出せる味がある。また、SOMA DESIGNの鮮やかなトレイテーブル、裏のリベットのデザインまでこだわったスツールなど商品として初めて6組のデザイナー全員の作品が並んだ。

これまでパリで開催される「MAISON&OBJET(国際見本市)」や「IFFT/インテリアライフスタイル」等に出展している。異素材を組み合わせることで金属だけでなく、それぞれの良さを持ち合わせ、素材の可能性を探求し、人々が心地よさを感じるものづくりを行っていく。

Text:Tomoka Shimogata

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