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カンヌ国際映画祭<ある視点> 部門 最優秀作品賞に輝いた映画『アリラン』、3/3(土) よりシアター・イメージフォーラムにて公開

2012年2月23日~25日に、昨年映像表現と映像文化を守るためにweb上に設立された映画館「theatre tokyo」(URL:http://www.theatre-tokyo.com/)で、キム・ギドク監督の3年ぶりの新作『アリラン』の会員限定のプレミア先行試写会を開催された。

本作は、2011年カンヌ国際映画祭<ある視点> 部門 最優秀作品賞に輝き、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィア、三大映画祭を制覇した鬼才、キム・ギドクの復帰作で、スタッフはギドクひとり。そのミニマムな環境でどんなにおもしろい映像が撮れるかに挑戦ともいえ、そこが「theatre tokyo」のコンセプトともマッチし、今回の実施となった。
映画『アリラン』は、いよいよ3/3(土)からシアターイメージフォーラムで公開される。

【映画概要】 世界三大映画祭を制覇した鬼才、キム・ギドクの3年ぶりの新作
ほぼ1年に1本のペースで精力的に映画を作り続け、常に世界から 新作が待ち望まれる監督の一人であった。ところが、オダギリ ジョーを主演に迎えた話題作『悲夢』の撮影中に起きた事故をきっかけに表舞台から姿を消し、ぷっつりと消息を絶っていた。
3年間、彼は一体どこでなにをしていたのか―? なぜ映画を撮らなかったのか?
仲間の裏切り、国内での低い評価と国際的な名声とのギャップ、そして消せない劣等感…。栄光の影で人知れず傷を深めていった人間の心の叫びが、カメラに向かって語られる。 自分に尋ねる自分と、答える自分、そしてそれを客観的に分析する自分と、一人三役を演じるばかりか、自身の影まで登場させるなど観客を楽しませる仕掛けを凝らすのだ。さらには殺し屋にまでなってしまうという奇想天外な展開もスリリングだ。鬼才の面目躍如といえる大胆不敵な演出で異色のエンタテインメントへと昇華させていく。
 また、本作はCanon EOS 5D MarkⅡの動画モードでギドクがたった一人で撮影。今まで培った映画作家としての技術を駆使して、
たった一人でどれだけ面白い映画が撮れるのかに挑んだ作品とも言える。

原題:ARIRANG 監督・主演:キムギドク 製作年:2011年 上映時間:91分 配給:クレストインターナショナル
URL:http://arirang-arirang.jp/

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